春の靖国神社参拝

友人達と久しぶりに会う約束をし、
ランチ前に靖国神社にお参りすることにしました。
コロナの影響もあって、会うのは実に1年半ぶり。
天気もとても良くて、いい一日のスタートになりました。

地下鉄東西線の九段下駅を利用しました。
1番出口から出て靖国通りを市谷方面に進むと目の前にあります。
靖国神社の大鳥居あたりの歩道橋を渡った所に
千鳥ヶ淵や日本武道館があります。

オフィス街ながら人であふれるようなガヤガヤとした地域ではなく、
教育機関も多く環境にも恵まれたエリアです。

さくらの時期には多くの見物客でにぎわうエリアですが、
もうすっかりさくらは葉桜に変わりあざやかな新緑が広がっていました。

規模の大きな大学などの卒業・入学式は日本武道館で行う事が多く、
昨年度はほとんど実施を見送ったと思いますが、
今年は規制をかけて行う事が出来たようで良かったです。

靖国神社の第一鳥居(大鳥居)とても大きな鳥居です!
大鳥居の柱そばに行くと大きさをより一層感じます。

靖国神社の入口にあった御由緒板より

由緒
靖国神社は、明治2年6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社が始まりで、
明治12年に「靖國神社」と改称されて今日に至っています。
靖國神社は、国家のために尊い命を捧げられた人々の「みたま(神霊)」を慰め、
その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です。
「靖國」という社号も明治天皇の命名によるもので、
「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。

靖國神社の御祭神
靖國神社には、嘉永6年(1853)以降、明治維新、西南の役など
近代国家建設に尊い生命を捧げられた方々や日清戦争・日露戦争・
第一次世界大戦・満州事変・支那事変・大東亜戦争(第二次世界大戦)などの
対外事変や戦争に際して国を守るために殉ぜられた246万6千余柱の神霊が、
身分や男女の区別なく斉 (ひと)しく祀られています。

正式参拝
本殿までお進みいただき、参拝する事ができます。
戦没者の慰霊と共に、国家安泰・家内安全・厄祓い・
社業繁栄などの祈願参拝も受け付けております。
ご希望の方は、参集殿受付にお申し出下さい。
受付を済ませた後、神職が本殿までご案内いたします。

遊就館
館内には、靖國神社に鎮まる英霊のご遺書やご遺品をはじめ、
英霊のまごころやそのご事績を今に伝える貴重な史・資料が 展示されています。
10万点に及ぶ収蔵品の中には、絵画や美術品、武具甲冑、武器類なども数多く含まれています。

参道には石灯篭が続きます。
両サイドのいちょうの新緑がすごくあざやかできれいでした。
天気もすっごく良かったので、空の青さと相まって気持ちが洗われるよう・・

大鳥居をくぐると満開の八重桜が目を引きました。
花がまるでピンクのぼんぼりのようで、
花びらが幾重にも重なった様子がホントきれい!可愛いな~と思います。
春ですね~~

もう少し先に進むと神門と中門鳥居を挟んだ一帯にさくらが多く植えられています。
葉桜に移り変わったさくらが多い中、
数本の八重桜が見事な花を開かせて愉しませてくれました。

さくらの花をかたどった飾りがあちらこちらに展示されていました。
「さくら陶板」というもので、靖國神社の創立150年記念事業として、
各都道府県の土を使い、陶芸の特性を活かして製作され、
英霊の鎮魂に奉納されたものなのだそう。
都道府県の数と同じ47基が境内にに分散して奉納されているので、
ゆっくりと鑑賞するのもいいかもしれません。

「大村益次郎の銅像」
第一鳥居(大鳥居)をくぐるとすぐ中央に大村益次郎の銅像が鎮座しています。
幕末の長州藩の医師であり、維新の十傑の一人に数えられます。
戊辰戦争では勝利を導き、日本陸軍の創始者であるとされています。

さらに進むと右にある、令和元年11月に新しくできた「靖國神社外苑休憩所」があり
レストラン・カフェ・売店・トイレ・休憩所があります。
レストラン「靖國八千代食堂」「アティックルーム靖國外苑cafe & dining」
売店には「SAKURAー外苑直営ショップ」があります。

横断歩道を渡って「第二鳥居」をくぐりさらに「神門」を通ります。

ここがさくらの木が多く植えられている場所で、
「能楽堂」の手前に、東京都がさくらの開花宣言をするための判断をする「標準木」があります。

数本の支柱に支えられています。
幹に巻かれているのは防寒のためか害虫対策のためかと思いますが、
もうかなりの老木のようで、60年くらい経っていそうです。
さくらにも寿命があると聞きます。
いつしか新しい標準木に変わる時代がやって来ると思いますが、
各都道府県に標準木があるようなので見守っていきたいです。

「参集殿」
2004年に建て替えられ、正式参拝を受付たり控え室・朱印所などがあります。

さらに右奥にある「游就館」には英霊の遺書や遺品、
零戦や戦車などの大型兵器類、武具、武器など貴重な史・資料が展示保管されています。
カフェ茶寮「結」や「ミュージアムショップ」があります。

「相撲場」が境内奥にあり、例年4月に奉納ずもうが行われています。
私も高校生の頃見に行ったことがあります。

2013年3月に靖国神社にお参りに行った際、能楽堂の前に
コワモテのお兄さん達がズラリ一堂に着席しているのを見たことがあります。

奉納プロレスという催し物があり、記者会見が開かれていたようでした。
今年は3月27日(土)に19回目のイベントが無事開催されたようです。

最後に3基目の鳥居「中門鳥居」をくぐりいよいよ拝殿でお参りです。

初詣には大勢の参拝客で賑わい、
春のさくらまつりや夏のみたままつりも多くの人が集まります。

この日は日曜日でいつもならもっと多くの参拝客がいるのでしょうが、
参拝客は少なく、ただただ靖国神社の大きさやすがすがしさを思いっきり感じるばかりでした。

アクセス
JR中央線・総武線「飯田橋駅(西口)」「市ヶ谷駅」徒歩10分
地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅(出口1)」徒歩5分
地下鉄有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅(A4出口)」徒歩10分
地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋駅(A2出口、A5出口)」徒歩10分

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